noise pop

自分の生活が第一

パパ好み

1人で時間があったので先週の週末は新幹線で東京に行きました。朝からiPhoneの充電の減り方が尋常では無かったので車内では原田くんに薦められて買ったHOMEMADE MUSICという宅録作品のディスクガイド(とても面白いので見かけたら買った方がいいです)を読みながらたまに寝たりたまに起きて外の景色を眺めたりした。大宮に着き、そこから下北沢へ向かった。下北沢に着くととりあえずディスクユニオンへ向かう。この日はレコードストアデイのためか店内にめちゃくちゃ人がいて、国際的に賑わっていた。レコードストアデイに関しては色々言われていますが、レコード買う人はそれ関係無しにいつも買っていると思いますし、あとは全然人気のないRSDの商品が月日が経ちタワレコの棚に乱雑に置かれてたりするのを見ると悲しくなってくるとかその辺りの感情しかないです。レコードストアデイの商品ではThe TeethのLPが買えたので嬉しかった。Allen Clapp and His OrchestraのOne Hundred Percent Chance Of RainのLPが300円で売りに出されていたので買った。CDはブックオフで500円で買ったことがあるのでそれを上回る記録を叩き出した。

ユニオンを出て風知空地へ。今日はここでミツメの川辺さんとArfred beach sandal北里さんのライブがあるから来たのです。というのも先月からこの日は奥さんが用事があるので暇だし1人で東京でも行くかな?と軽い気持ちで計画していたら、色々なことを僕に教えてくれる奥さんから「この日レコードストアデイだよ!」「下北沢で川辺さんと北里さんがライブするよ!」「原田くんも下北沢でライブするよ!」と言われて、特に何も調べてないのに様々な情報が植え付けられてきたので良かった。普段会えない人と一度に会えるのは良いなあと思いながら会場に向かいます。受付まで行くと恐らくその後ろが控室になっているっぽくて2人の声が聞こえてきた。聞き間違いじゃなければどっちかが(宮崎さんが…)と言っていた…。今回の水先案内人、プロ客のジュンコさんに挨拶。今日も良い位置を取っていた。動画、全然画面がブレてないのがすごい。お土産で宮城県大崎市のお菓子「パパ好み」を渡した。ママも喜ぶパパ好み。皆さんも食べてみてください。一番後ろの開閉出来る屋根があるベランダみたいな場所でライブを見た。とても暑い日だった。直射日光がガンガンあたり、僕の周辺だけ夏フェスみたいな暑さになっていた。ステージでは北里さんがさわやか3組のテーマを弾いていた…。今まで聞いたさわやか3組のテーマの中でも中々の爽やかさだった。大人の味がした。あとで聞いたら北里さんは久しぶりのライブだったらしい。それであんなに堂々と、それと同時にふわりと軽やかにさわやか3組が演奏出来るのか!!と話しながら1人で勝手に驚いていた。北里さんにもパパ好みを渡す。何だこれは?という感じだったけどまあ仕方がない。川辺さんのライブ。音をループさせていたり近代化が著しかった。discoがファンクっぽくなっていた。ミツメの新譜最高!最後は2人でエスパーをやっていた。9月の時より明らかに安定感が増していて、練習した?と思った。終わった後にジュンコさんに東京に住んでいる人を紹介してもらう。「原田くんのインスタのストーリーによく出てくる人ですよね?」と言われた。原田くんの影響力のすごさを窺い知る。そして「もっと変な人かと思ってました」と言われた。僕は普通の人間です。初めて会った皆さんにパパ好みを渡す。そして川辺さんにもパパ好み。

会場を後にし、ジュンコさんにココナッツディスク池袋店へ連れて行ってもらう。5年くらい前に1人で行った時は途中で店を抜けて近くの郵便局で金をおろして店に舞い戻り、サニーデイ・サービス星空のドライブEPとかを購入した記憶がある。ジュンコさんが店長の中川さんを紹介してくれた。良い人だった。奥さんから歌っこ広場のキーホルダーを持たされていたので渡す。パパ好みも渡す。原田くんのインスタで顔は知っていた、と。何人が見ているんだあれを。レコードを見ていたらのんちゃんが登場で爆発。ジュンコさんがサプライズで呼んでくれていたらしい…。スクイーズのレコードとか買った。

3人で下北沢へ再び移動して餃子の王将へ。東京の王将の床はめちゃくちゃ汚いイメージがあったけど普通に綺麗だった。ビールを飲んでいい感じに酔う。ジュンコさんは王将のスタンプカードを持っていた。それうちの奥さんも集めてます。下北沢駅前のELLA RECORDSへ。ハイハワ、江本さん、coffさんのライブがあります。のんちゃんを先頭にビルの奥の奥までスルスルと進むとレコード屋が見えてきた。結構人がいて盛況だった。原田くんがこちらを見て苦虫を噛み潰した顔をしたのを僕は見逃しませんでした。coffさん、馬場さん、江本さん、すばらしかの加藤くんにパパ好み。加藤くんは「想像通りの味がしますね」と言っていた。あとこの時くらいから会った人全てが「今日は奥さんいないんですか?」と聞いてくることに気づいた。ハイハワのライブは今日も自由で、友達の家で漫画を読んでいる気分になれて良かった。原田くんのMC中、馬渕さんが一切笑っていないのが凄かった。原田くんにパパ好み。「いらないよ」「せんべい好きじゃないから」と言ってきて、前に俺の家でボリボリ食ってただろと思っていると、まあ貰うけど…みたいな感じで受け取ってもらった。その後、江本さんのライブを観ていて、ふと遠くにいた原田くんの方を見るとパパ好みを普通に食っていて、終いにはこっちに向かって(これもうないの?)というジェスチャーをしてきたので、(ないよ)とジェスチャーで返したらガッカリしていた。なんなんだ…。江本さんのライブ。カバー曲含め名曲のオンパレードで、特にフリッパーズのgroove tubeのカバーには驚いたけど、エロスで良かった。ここ1週間くらい頭の中で(バスタブのキャンディ〜♩)と延々と流れている。ライトブルー、何度聴いても良い。coffさんは才能の塊であった…。PUNPEEに見える瞬間が3度ほどあった…。メロウで笑いもあり、だけど音楽に真正面から取り組んでいる姿勢が垣間見えた…。平成の終わりに産まれた名盤。アメリカもやっていた。終わった後にレコードを何枚かレジに持って行った。YounugbloodsとかDavid ByrneBrian EnoのMy Life in The Bush Ghostsが異常な安さで買えた。内藤さんにレジをしてもらっていると加藤くんが「僕のコーナーからなんか買っていってください」と言ってきて、これとこれとこれがおススメだと言われたレコードをまた購入した。家に帰った後に加藤くんに薦められたレコードを聴くと本当に良すぎて、さすが東京のレコード屋の店員だ!と思う。大野さんという男性を原田くんから紹介された。大野さんは僕より一つ年上の眼鏡をかけた人だった。「2人は似てるんだよね」と原田くんが言ってきたから、ああ確かにと同意すると「でも大野さんの方が返しとか上手いから」といきなり斬って捨てられた。大野さんに勝ちたい。僕に新しい目標が出来ました。

皆で近くの中華屋に向かう。満員で入れないからどうしようか相談している時に何人かよく分からないおばさんの店員がやってきて「今テーブルでUNOやってるお客さん帰らすから!」と追い出してくれたので無事に全員入れたので良かった。この日は渋谷のカプセルホテルに泊まる予約を入れていたのだけど、遅れずに行けるのかということと、あと手持ちの金が足りるかということで頭が一杯だった。心配していたら横にいた大野さんが「最悪行かなくても何も言われないですよ」「ATM、24時間やってるみたいなので大丈夫です」とすぐに調べて助言してくれた。でも僕は東京のことをよく知らないので(24時間やってるATMって本当に存在するのか?)という疑念が常にあったから不安で仕方がない(その後、ちゃんとお金も下ろせましたし、ホテルにも着きました、大野さんごめんなさい)。唐突にロリコン疑惑をかけられた。必死に否定したら「必死に隠すところがますます怪しい」と八方塞がりになった。僕はロリコンではありません。下北沢駅で別れ際、佐野くんから無言で握手を求められる。なんだ…。渋谷のカプセルホテルへ宿泊。なんで渋谷のカプセルホテルに泊まってんの?と聞かれたけど僕にもよく分からないんです。一度利用したことがあるホテルだったけど使い方が全く分からなくてびっくりした。

翌日。色々やって今日は1人でレコードを見る。渋谷を歩きながら尾崎を聴くとぶちあがる。新宿のユニオンでDream BoysのLPを500円くらいで買った。新宿駅はロッカーが全部埋まっていて、30分くらいロッカーを探すために歩き回って疲れた。東京を1人で歩くときは絶対に立ち止まらない。以前、就活か何かで東京に来て道に迷ってしまいウロウロしていたら知らない若い男に話しかけられて「さっきからここら辺歩いてらっしゃいますよね?」「格好いいなぁってずっと見てたんですよ」とヤバいレベルの嘘を吐いてきてちょっと怖すぎる!と逃げ出して以来、東京の人と同じ歩くスピードで違和感なく溶け込むようにしている。新宿駅前をキョロキョロしながら歩いている男を格好良いと感じる奴にロクな奴はいない。大宮に移動。15時半頃新幹線で仙台へ帰った。楽しかった。終わり。

f:id:chinpan_club:20190421085558j:image

f:id:chinpan_club:20190421210449j:image

f:id:chinpan_club:20190421210506j:image
f:id:chinpan_club:20190421212024j:image
f:id:chinpan_club:20190421210523j:image
f:id:chinpan_club:20190421210554j:image

The No L.A.s

ShitkidのFishというアルバムを聴いた。ジャケットだけだと海外の片田舎に住んでいる無垢な少女がやってるカントリー音楽みたいな感じだけど、実際には親に隠れてめちゃくちゃタバコ吸ってやさぐれてそうな娘が自分の部屋でギター鳴らして一人で暴れてる風な良い意味で裏切られた感がすごい。部屋でタバコ吸うと退去する際にクリーニング代をがっつり取られるから窓開けて吸うとか注意した方がいい…。Ty SegallとかStrange Boysとか感じた。

近所のレコード屋・ヴォリュームワンに行った際にelliott smithのSpeed Trialsの7インチとwhirlpool guest houseというバンドの7インチを500円ずつで購入した。whirlpool guest houseのレーベル名が(Summerhouse Records)という、ああ、俺好きそうだなという名前だったから買って聴いてみたらそんなに良くなかった。なんか悪い古臭さがあった。2度と聴かなくなるやつ。

金曜日は仕事終わりにシャムキャッツのライブに行った。平日のライブは正直しんどい…。始まる少し前に奥さんと喧嘩したけど7曲目くらいで仲直りをした。シャムキャッツの演奏は余裕と安定感しかない…。僕はシャムキャッツを渚の少し前くらいに知ってAfter hoursでバンドから出てくる青春の無敵感にめちゃくちゃ衝撃を受けたのですが、ライブを久し振りに観て今回は守りに入りつつも実はかなり攻めてる感じが伝わってきてバンドって良いなという気持ちになった…。アナログも購入。戸田さんが来ていたので久し振りに話した。この前インスタにあげてたViet Congのレコード良いですね…。あと伝えようと思って伝えるの忘れてたのですが、この前僕と奥さんと原田くんの3人で道を歩いていたら近所のパン屋から戸田さんにめちゃくちゃ似ている男性が出てきて僕は(めちゃくちゃ戸田さんに似てるな…)と思いはしたけど別にそれについて言及せずにいたら原田くんが「そういえば戸田さんってさ…」と喋り出してきたので驚いてしまった。実は奥さんも原田くんも例の男性を見て(めちゃくちゃ戸田さんに似てるな…)と思ったらしいです。

この前フルーチェを初めて食べた。フルーチェを人生で食べたことがないと奥さんに言ったら(人間じゃない…)ということを言われたので実際に食べてみた。フルーチェの素?を入れてかき混ぜた瞬間に凝固したところで、えぇ!?と松本人志みたいに驚いてしまった。絶対にヤバい物質が入っているだろう、あれは。味は普通だった。人間に近づいたと思います。

一つ前の日記を奥さんに読ませたら「普通の日記でした」「何の感情も湧かない」と言われた。

f:id:chinpan_club:20190407224337j:image

f:id:chinpan_club:20190407224515j:image

班ノート

この前、原田くんに「有名だけど聴いたことがないってバンドいる?」と聞かれて「ピンクフロイド」と回答した。ほぼ聴いたことないです。ピンクフロイド。話していくにつれてモーターヘッドも聴いたことがないし、ブラックサバスも聴いたことがないと、自分でも信じられないくらいめちゃくちゃバンド名が出てきた。あとたった今思いついたけどマリリン・マンソンも聴いたことがない。原田くん曰く「ピンクフロイドシド・バレットがいた時のやつがおススメだ」「ブラックサバスは良いよ」と教えてくれたのでspotifyで指定されたやつを少しずつ聴いている。リスクが全く無くてすごい。原田くんは音楽的に信用できる。よく考えたらアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲はピンクフロイドの吹けよ風、呼べよ嵐で、ロード・ウォーリアーズの入場曲はブラックサバスのアイアンマンでしたね(小学生の時にラジオで流れてきたプロレス入場曲をめちゃくちゃ録音して聴いていた)。それを考えたら意外と入りやすいかもしれないと思う。そういえば昔好きだったプロレスラーの入場曲がサイプレス・ヒルのInsane in the Brainだったのですが、ここ最近それが分かって本当ちょっとだけ嬉しかった。

オハイオの60年代ガレージバンド・The Alarm ClocksのYEAH!を聴いたら幼稚園児が棍棒を振り回してる画が頭に浮かんできて、そういう原始的な感動を覚える音楽がめちゃくちゃ好きなのだということに今更気づいた。未完成なものや違和感が同居しているものが好きで、そこは自分の中で音楽を聴いたりする時の一つの指標になっているのかもしれない。そういえばローファイという言葉を最近使わなくなってきたし、使うのめちゃくちゃ恥ずかしい…。

かなり話が変わりますが、中1の時に班の中で交代でノート1ページ分の日記を書いてそれを毎日担任の先生に提出していた。こんな分厚い大学ノート普通に売ってるんかというものを担任の先生が自費で買ってきて使っていた。後で聞いたらそれは先生が10年くらい前から自分の受け持ったクラスで必ずやることにしている恒例行事で、それを生徒が卒業したあとに読むのがめちゃくちゃ楽しみだと言う。僕は特に教師になるつもりは無かったけど、仮に何かの間違いで教師になれたらこのアイディアはモロにパクろうと思っていた。ブログで特に何も起こらない日々のことを定期的に書き、それを後で読み返していることとかなり近い気がする。この交換日記で僕は(文章を書くのは面白いな)と気付き始め、誰にも頼まれていないのに勝手に3ページくらいのノルマを設定して日記を提出していた。文章を書くことの面白さを発見できたのは間違いなくあの交換日記なので、あの先生にはもう15年くらい一方的に感謝している。今でもあの分厚い大学ノートを実費で購入していてほしい。ブログは書いている時も人の文章を読んでいる時もワクワクするから好きだ。ブログの方がツイッターやインスタグラムよりも余白が大きくて制約があまり設けられてない自由な感じがしてめちゃくちゃ良い。皆もツイッターをやめてブログに移行してほしい。日記は定期的に書こうと思う。

f:id:chinpan_club:20190404222424j:image

youtu.be

富山県に行った話(4人)

1月中旬。仕事中に奥さんから「3月に富山で坂本慎太郎がライブやるらしいから行きたい」という旨のメールが届き、なんで富山でやる?という疑問がすぐに湧いたけど、まあ楽しそうだし簡単に行ける場所でもないしOKと返した。一階はオールスタンディング、二階は椅子席という構造。そんなの椅子席を選ぶしかない…。その時点でもチケットはまだ売れ残っていたらしく、二階席の一番後ろというめちゃくちゃ良い席が取れた(最終的に一階席のみ当日券が販売されていた)。2時間立ったままライブを見ることは今の自分には出来ない…。その後、何やかんやあって宮田さんとみさこさんも付いてくるとのことで4人で行くことになった。また4人。

仙台から会場の福野創造文化センター円形劇場ヘリオス(富山県)へは単純に車で6時間半くらいかかるらしかった。宮田さんとみさこさんはペーパードライバーなので運転は基本的に僕ら夫妻が分担してやる。人生で一番運転をする日になるのはやる前から容易に想像出来た。出発する前日、原田くんが泊まりにやってきた。原田くんは今回の話にほぼ関係が無い。夕飯を食べていなかったらしく、近所にあるトンカツ屋に出前を頼んでいた(22時ラストオーダーの店で21時58分くらいに電話して注文が無事に通っていた。すごかった)。明日に備えて夜更かしせずに寝た。原田くんには「明日僕らは7時半頃家を出るので寝坊しないように」と伝えていたところ、6時半頃には普通に起きていてポケットモンスターを観ていた。原田くんは几帳面だ。おそらく育ちがいいのかと…。定刻通りに原田くんと一緒に家を出てそのまま彼はどこかに消えていった。僕らはレンタカー屋へ向かい、到着すると宮田さんとみさこさんがもうすでに着いていた。皆几帳面だ。今回は仙台→郡山→新潟→富山というルートで高速を飛ばして会場へ向かう。出発する前から不安しかなかった。最初は奥さんが運転して、サービスエリアでブランチ。3人は麺類などすぐに出てくるものを食していたが僕の目に飛び込んできたのは名物の唐揚げ定食(大盛り)で、奥さんから「あんたはこれを食べるんだろう」と言われたので注文したら作るのに時間がかかるらしくて暇を持て余したので皆の為に水を汲みに行ったら子どもにガンを付けられた…。なんなんだこいつは…と思いながら席に戻ると件の子どもと母親が横の席に座っており「お腹いっぱい!」とか先ほどの面構えからは想像出来ない無邪気な態度を母親にとっていたので恐らく親の前では猫を被っているんだろう。そのメッキが剥がれるのも時間の問題だ。あと唐揚げ定食が大盛りにしたらやたらめったら多かった。当たり前だが。周りを見ると皆普通盛りの唐揚げ定食を食べている。そういうことか…。運転を交代して磐越道をひたすら新潟に向かって走る。片側1車線しかないので緊張が高まってきた…。片側1車線で3キロくらいあるトンネルを走っている時の圧迫感、あれが一番ストレスが溜まる。ふとした拍子に壁に衝突しそうになるから。レンタカーは無事に新潟へ突入して横に日本海が見えてきた。それに沿って今度は富山まで一気に南下。まだ時間にかなり余裕があるので富山インターで降りてブルートレインという喫茶店に行こうということになった。富山市内を車で走っていると例のブルートレインが見えてきたのだけど、店の前に停められる狭い駐車場に停めるのがかなり嫌ですーっと素通りして近くのパーキングに停めようと思ったら奥さんにめちゃくちゃキレられた…。奥さんは速攻で原田くんにメールを入れていた(何か粗相をしでかすとすぐに原田くんにチクられる)。結局一周ぐるっと回ってブルートレインの前に駐車。無駄な時間だった。陳謝したら許してもらえた。そして店に入ると電車の王国が広がっていた…。俺が6歳くらいならめちゃくちゃテンションが上がって毎日来るやつ…。席に座ってしばらくすると電車の模型が走ってきて興奮を隠しきれない…。成田エキスプレスが走って来た…。何周かすると店のマスターが違う電車を走らせるから飽きがこない…。クリームソーダがちゃんと味がした…。

店を出て今度は富山市民芸術創造センターへ向かう。これが今回富山に来た3番目くらいの目的で、ここには尾崎豊が生前使用していたピアノが寄贈されているらしい(なんで富山にあるのかは各々が調べてください)。路肩に車をぶつけて奥さんにキレられる(タイヤを擦っただけなので事なきを得た)。陳謝。センターのロビーに入るとすぐに尾崎のピアノが目に入った。ああ、本当にピアノがある、と思った。そのピアノの上にちょこんとミニ尾崎が鎮座していてどちらかと言えばそちらに目を奪われる。尾崎に興味が一切無いであろう宮田さんとみさこさんも興奮していた(ように見えた)。ダンスホールのオルゴールverが流れていた…。なんなんだ…。そしてこの建物には異様に練習スタジオがあり、富山の人はここでバンド練習をしているのかと錯覚してしまった…。まだ時間に余裕があったので奥さんが「南砺市(なんとし)に『なんと セフレ』というスーパーがあるから行きたい」とほぼ字面で提案してきたので会場にも近いのでそこに向かう。セフレに向かっている途中に徐々に思い出したのだけど、今から11年前の2008年1月〜3月に放送されていたtrue tearsというアニメがあり、当時高校3年で4月から大学生になるフワフワした時期の僕はそのアニメをかなり観ていた。その高校生達が織りなす青春群像劇に当時はかなり夢中になっており、その物語の舞台は富山県だったのだ。セフレも確か作品に出ていたはずなので、思わぬ形の聖地巡礼に1人で興奮する。セフレに到着。1人興奮状態の僕はサーっと皆から離れセフレを写真に収めたけど、暗くてよく分からない建物が写っただけあった…。

セフレを脱出してようやく会場へ向かう。会場のヘリオスには富山県中のお洒落な若者が凝縮したかのような賑わいだった。ヘリオスは税金で建てられた風な綺麗な建物で「ここで坂本慎太郎が演るのか!」という驚きが今更湧いて出た。ロビーは広くてそこに若者がわんさかおり、物販を見るとzelone recordsのロゴTシャツは既に完売、CDだけが売られていたのでスルー。ドリンクを交換してロビーをフラフラしていると坂本慎太郎の顔はめパネルが置かれていて宮田さんから「撮らないんですか?」と聞かれて3秒迷って撮らなかった。3秒も迷うなら撮らない方がいいと思う、こういうものは。その横には10年前に同所で行われたゆらゆら帝国ROVOのツーマンライブのポスターが飾られていた。よく分からないけどヘリオス坂本慎太郎は深い繋がりがあるらしい。二階席に行くと一番後ろのめちゃくちゃ観やすい席だったので二階席に感謝した。全てのライブで二階席を用意していて欲しい…。座るから。ステージは簡素な造りでそこを皆が写真でパシャパシャ収めていて違和感があった。場内BGMは恐らく坂本慎太郎が用意してきたnumero groupのコンピレーションアルバムとかエキゾチックな音楽が流れていて最高の雰囲気。定刻になり女性のアナウンス(「本日は坂本慎太郎ワンマンライブにお越し頂きまして〜」みたいな)が会場に流れ、5分程で暗くなると皆がヒュ〜ヒュ〜言い出した。

 

感想

坂本慎太郎はギターを大事そうに抱えてステージにやって来た。

・編成はギターボーカル、ベース、ドラム、サックス(パーカッション)でステージと同じくらいシンプルだった。

・一曲目の「死者より」が始まっても照明は暗いままでステージに明かりが一つ灯っているだけで奥さんが「今日はこの暗さのままでいくんだよ」と言ってきたけど即座に(そんな馬鹿な)と思った。※この後徐々に明るくなっていた

・演奏は強靭なしなり具合というか、ビシバシと「そこにあるべき音」が鳴らされている感があり感動ものだった。

・演奏の心地良さと富山まで運転してきた疲れがドッと出てきて最初の3曲目〜5曲目くらいは寝ていた。

・周りの人たちもかなり寝ていた。

・演奏が心地良くて寝るというのは悪いことではないと昔つるキャラが言っていたからこれは褒めている。

・6曲目の「ずぼんとぼう」辺りでギアが変わった感じがしてそこからはずっと起きていた。

・「幽霊の気分で」「マヌケだね」「あなたもロボットになれる」「鬼退治」辺りの流れとか音の混ざり具合が最高に気持ち良かった…。

・鬼退治のときに天井からぶら下がっていたミラーボールが一瞬回ったのを奥さんは見逃さなかった。

・次の曲が「ディスコって」でミラーボールが何事もなく回り出したのであれは照明のミスである、と奥さんは推理していた。

・一階にめちゃくちゃ踊り狂っている外国人がいてそれを二階から眺めるのはとても良かった。

・サックス奏者の西内氏のモンキーダンスからただのゴリラダンスに変化する瞬間を見れたので良かった。

・たまに挟まれる坂本慎太郎のMCは何を喋っているのかよく分からない。

・本編最後の「君はそう決めた」が終わり、「どうもありがとう。それではアンコールにお応えして…」とぶち込んだと思ったらその場でアンコールを一発やりステージから去っていった。

・とても良いライブだった。

・良い雰囲気だった。

 

終演後は混まないうちに車で富山市内へ戻り宿へ。宿は初見の人間にはまず確実に発見できない場所にあったり温泉の(高温の湯)が全く高温じゃなかったりと不思議な宿だったけどかなり安くて良かった。富山市内の繁華街を散策していたらオムライス専門店があり、皆が興味を惹かれていた。結局気になってそこの店に行ってみるとラストオーダーを過ぎていて皆で泣いた。富山でオムライス…。富山の若者たちは荒れ狂っていた。

次の日は富山空港へ行き、空港内に入っている寿司屋へ。11時開店なのだけどめちゃくちゃ人気があるから早めに出た方がいいんだよ!と僕が3回くらい力説してようやく少し早めに出発した。かなり余裕を持って意気揚々と店の前まで行くと10時20分なのに店のカウンターで1人飲み食いしてるおっさんがいて(あれは誰だ…)と思う。そのあと暇を潰してから開店5分前に店の前に行くと飲み食いしてるおっさんが2人に増えていた。店の前に不穏な空気が流れる中、11時ちょうどに入店、すぐに満員になる。読みが当たったのだ。寿司は当たり前のように美味しいのだけど、しめ鯖が自分の知っているしめ鯖ではなかった…。美味すぎた…。あまりの衝撃的だったので同じものを噛み締めて食べた。あのしめ鯖を越えるしめ鯖にぶち当たることは恐らく一生ない…。また富山に来ることがあったらこの寿司屋にはまた行きたい。飛行機は乗らないが…。

目的が全て終わり、車で仙台までまた6時間半かけて帰る。長時間運転していると感覚が完全に馬鹿になっているので仙台〜富山間もそこまで遠くないなという話をした。だけどあの片側1車線のトンネルの中は毎度緊張が走る。壁に衝突したり、中央分離帯に乗り上げる未来が見える。日本海沿いを運転しながら「俺、よく考えたら日本海を見るのは初めてなんだよね〜」と話したら「以前秋田に行ったときに見てるから」と指摘を受けた。奥さんは記憶力がいい。鯖サンドを食する。日本海を眺めていると薄っすらと佐渡ヶ島(っぽいもの)が見えた。宮田さんとみさこさんが長時間運転している我々を気遣って「何か買います」と言ってきたのでコロッケを買ってもらった。帰り道だけでコロッケを3個ほど食べた。皆の腹も膨れてきたところで「オムライスが食べたい」と誰かが提案してきた。富山の夜にオムライスを食べられなかったショックが抜けていないのか、結局仙台に着いてからエスパルの地下でオムライスを食べたが、これは完全に蛇足だった。俺に至ってはオムライスではなく普通の定食を食べていた。その数日後、内田裕也死去のニュースを見ていたら、内田裕也が前日の夜にオムライスを食べていたと報じられていて、何となくあの時オムライス食べておけば良かったな〜と思った。終わり。

f:id:chinpan_club:20190321233836j:image
f:id:chinpan_club:20190321233910j:image
f:id:chinpan_club:20190321233918j:image
f:id:chinpan_club:20190321233754j:image
f:id:chinpan_club:20190321233815j:image

f:id:chinpan_club:20190322221436j:image
f:id:chinpan_club:20190322221447j:image
f:id:chinpan_club:20190322221423j:image
f:id:chinpan_club:20190321233803j:image
f:id:chinpan_club:20190321233825j:image
f:id:chinpan_club:20190321233849j:image
f:id:chinpan_club:20190321233858j:image

恋話

最近何をやっているかと言うとテラスハウスを観ています。テラスハウス。めちゃくちゃ面白いです。あれほど「今、あいのりが面白い!」と各方面に向かって叫びまくっていましたが一瞬で鞍替えしてしまいました。あまりにも面白かったので先週の土日合わせて20時間以上観賞して、僕の中で今、恋愛モードが爆発しています。速攻でテラスハウス乗り換えた理由。それは先週の木曜日に配信されたばかりのあいのりを観ていたら、あと1ヶ国で旅が終わる、恋のラストスパート!という局面で新メンバーとして旅にずっと付いてきた若手ADが参加することになり、どの女もそのADに対して好意が一切無いらしく、ただのモテないよく分からない男がメンバーに入っただけの状況で(なんか嫌だな…)と引きつった顔で引き続き観賞していると「前シーズンから参加し今シーズンで1番トラブルを振り撒いている女のために前シーズンに参加していた男が日本からやって来て励ます」という地獄の予告が流れ、自分の中の何かが思いっきり踏みにじられた気持ちになった。何で1番傍迷惑な女を励ますために部外者が日本からノコノコやって来るのか。こっちが完全に引いているとスタジオのベッキーがきゃー!!と歓喜の雄叫びを上げており、もう来週観なくていいなという気持ちになった。

そして金曜の夜。奥さんが「テラスハウスが面白いらしい」と言ってきたのです。奥さんは以前テラスハウスの最初の数話だけ観て「面白くない!」と立腹していて、それ以来記憶からも消し去られていましたが(テラスハウスは副音声プラス字幕を付けるのが本当の見方である)という情報を得てきたので2人で観ました。副音声でスタジオにいる人たちのトークが聞けるのですがこれが気持ち良い。性格が悪い女、言動が気持ち悪い男に対して容赦なくバッサバッサとけなしていかれる。あいのりは明らかにおかしい、筋が通ってないメンバーに対してもスタジオのベッキー達が「まあまあ…これでも良いところがこの子にはあるからね?」と何の意味もないフォローをし、ただお茶を濁している状況なので、温い、温すぎる、間違っている奴にはちゃんと鉄槌を下せよ、と僕は非常に怒っている。昨日観ていたテラスハウスで印象に残ったのは、26歳の会社員のそこそこカッコいい男が女をデートに誘う際「俺のメガネ壊れてるじゃん?」「今度買いに行こうかと思ってるんだよね」「俺のメガネを買いに行く会、まだ隣の席空いてるよ」と全方向に間違った三段オチのデートの誘い方をしてしまい、その件で女子全員から女子部屋でめちゃくちゃ陰口を叩かれるというシーンなのですが、これ程までに「人のふり見て我がふり直せ」と強く訴えかけるシーンもそうそう無い。そもそも入居した全員がテラスハウスを観て「自分もあそこに入居したい」と志願してやって来たというのが凄い。自分の一挙手一投足で、芸能人ならまだしも一般人なのに全世界から賞賛されたり死ぬ程叩かれたりする世界に身を置くというのはどういう気持ちなんだ。めちゃくちゃ修行僧。僕なら自殺してしまうでしょう。

Elyse WeinbergのGreasepaint Smileを聴いた。最近はnumero groupから出たやつで安かったら無条件で買ってしまうのですがこれもその流れで買いました。アメリカの女性SSWが68年に出したアルバムですが、レーベルが倒産してしまったため発売されることなく封印されていたとのことで、そんな50年前の曲を会社帰りの地下鉄の車内で聴いたりしているのは妙な感慨があって不思議な気持ちになります。しゃがれたハスキーな歌声と砂っぽいブルージーなバンドサウンドがいかしてる。アシッドフォークといえば僕はSupreme Dicksしか知りませんが良い…。

The Drumsの新しいやつを聴いていたら2010年に出た1stを久しぶりに思い出したので聴いてみたのです。死んだ親友のことを歌っているジョナサンの横でギターのジェイコブがギターを弾かずにタンバリンを叩きながら飛び跳ねているのを見ると(その後にもう1人の、単音のリフを黙々と弾いていたギターが脱退するという見事なオチがついた)、僕も以前やっていたバンドで一時期似たようなことをやっていたのでモゾモゾしてしまいます。そして同時期にDrumsを関西弁でカバーする「Tha Drams」というのがいたのを覚えている人はいるでしょうか?音だけじゃなく日本語訳もかなり忠実に再現して字余りヤバすぎる感じが面白くて忘れた頃に何回か聴いてしまう。MVの再現率も高くてよく分からない方向に頑張ってるのがいい。

獣神サンダー・ライガーが引退するから平成も終わるなという感じがすごくする。

f:id:chinpan_club:20190309000206j:image

youtu.be

youtu.be

youtu.be

ベッキー

先日、仕事中に奥さんから、毎週木曜日に配信している「あいのり」の今後の展開が盛大にネタバレしてあるメールが届き、それを読んだらアハハハハとたちまちおかしくなってしまった。奥さんはSNSで誰かネタバレしてあるのをたまたま見てしまったらしく、それを「一人で胸に閉まっておくのは辛くて」僕も巻き込まれる結果になったわけです。てめえふざけるなよと思いましたが、それをグッと噛み殺した顔をして、僕は毎週木曜の夜にNetflixであいのりを観ているのです。面白いです、あいのり。女性メンバー同士で喧嘩になったときに、とある男子メンバーが「まあぶっちゃけそれは俺の課題ではないし」と言っているのを見て僕はめちゃくちゃぶち上がってしまいました。皆さんは揉め事が起こったときに「自分の『課題』ではない」と言う男を見たことがありますか?その「課題」というパワーワードに打ちのめされた僕も、今後の展開を全部知っている上で残り少ないあいのりの秩序がない旅を観るのです。これはとても辛い。あとスタジオトークのバカ同士の会話に毎回イライラしてしまうのですが、それはベッキーが第三者の意見を「分かるー!」と分かってないのに分かった風な口を聞いて話をまとめようとしているからだと気付きました。なんなんでしょうか。

マクドナルドの前を通りかかったらハッピーセットが「おさるのジョージ」だったので特にお腹も減ってなかったけど2つ買ってしまいました。去年の夏に奥さんと奥さんの妹とその彼氏と4人でUSJに行ったのですが、閉館間際の時間で最後に何に乗るかと話し合いになり、妹カップルはこの日3度目くらいのジュラシックパークに乗りに行き、僕ら夫婦は何となくおさるのジョージのアトラクションに行きました。最初は進行役のお兄さんのテンションに付いて行けず(失敗だ…)とかなり帰りたくなりましたが、最終的にはあまりの素晴らしさに感極まり泣く寸前くらいのテンションにまで到達し「ジョージ!ジョージ!おさるのジョージ!」とグッズを購入しかけました(買いませんでした)。自分自身の中にこれを感動できる価値観があったのか!というのが1番驚きでしたが、まあ良かったのです。ハッピーセットでは1番欲しかったおさるのジョージのバランスゲーム、あとはおさるのジョージが近づくと回るコマとか手に入った。

レコード市に行った。hula boyのas tight as an owl with the hula boyというレコードを買った。奥さんがジャケットだけで選んできて500円くらいだったから金をドブに捨てた気持ちで購入したのですが、家に帰って再生したら結構良かったので奥さんへの信頼度が増しました。バンドと宅録の中間みたいな感じが絶妙で親近感が湧く。ネットに情報が全く上がっておらず、YouTubeも3年前の動画の再生回数が8回とかなのが良い。

先週末は原田くんが遊びに来た。原田くんだけ土曜の夜はクロマニヨンズを観に行っていた。僕も誘われたけど行かなかった。もう7回くらい観に行っているから…。帰ってきた原田くんに「ヒロトが『今6曲やったから次はB面です』ってレコードを裏返すジェスチャーのMCやっていた?」と聞いたら「やっていた」とのことだった。最近Bram Tchaikovskyをよく聴いているのですが、ハイロウズ時代のヒロトミュージックステーションに出演していた際に着ていたBram TchaikovskyのTシャツ(1stジャケ)がカッコイイ。後藤さんに連絡。山形からやってきて日曜の昼に仙台で合流。ヴォリュームワンに行ったら今年最初に来たお客さんは20%OFFとのことだったのでモンドミュージックの本を2冊各600円で買った。原田くん曰く「モンドミュージックの本は読んで色々想像している時が1番楽しい」。紙媒体のディスクガイドみたいなものが好きだ。最近はそういうものを後ろから読むと面白いことに気づいた。理由は分かりませんが…。マリオパーティーをやったりして過ごした後に夕飯を食べに行った時に大学の時に起こった不条理すぎる出来事を話したらめちゃくちゃウケたので久しぶりに良い気分だった。「これブログに書いたら良いよ」と言われたのでベローチェに移動して30分くらいで書いた(前の記事です)。そのブログを読んだ原田くんは「文章にするといまいち面白くないな」と言っていた。他にも高校の時に勘違いでめちゃくちゃボコられて口から血が出た話を嬉々として話したら原田くんも後藤さんも奥さんも全員が一気に引いていたので、それは書いてはいけない出来事っぽい。直接聞いてください!

f:id:chinpan_club:20190224220325j:image

f:id:chinpan_club:20190224220344j:image

↑新作出来てました

 

youtu.be

youtu.be

youtu.be

youtu.be

宮崎から君へ

大学に入学するために八戸から仙台へ来たのがもう11年前なので驚きます。大学はめちゃくちゃ人がいるので学部だけで8グループくらいに分けられ、最初の1週間くらいはそのグループでオリエンテーションとか諸々の説明を受けたりして、知り合いが一切いなかった僕は「初めて親元を離れ自由な生活を謳歌するんだよ俺は!」と、かなり意気込んだ目つきで各説明に臨んでいました。僕には教室の窓際の列の前から3番目の席があてがわれ、そして僕の前の前の席に眼鏡をかけた男が座っていた。家に帰って大学の2ちゃんを見ていたら、おそらくそいつが「漏れは経済学科1グループの窓際の列の前方に座っている眼鏡の男だけど誰か話しかけてくれ…」とめちゃくちゃ気色悪い書き込みをしていて、あーあいつか…と思い、次の日大学に行ったらなんとそいつが眼鏡を外して登校してきたので自動的に僕が「経済学科1グループの窓際の列の前方に座っている眼鏡の男」になって危うく登校拒否になりかけた。

そこはまあなんとかクリアし、今度は松島に1泊2日でオリエンテーション合宿に行くことになった。行きのバスの中でゲーム(皆から事前に質問を集めて箱に入れておき、それをランダムで指名された人が答える)をやり、目的地に着く本当に直前、最後の最後で僕が当たってしまい、与えられた質問が「経験人数は何人?」だったから正直に「0人です!」と答えたらバスの後方に座っているヤンキー集団みたいなのだけがギャハハ!と笑って残りの人は結構普通に引いていたのでまた帰りたくなった。この2つの出来事で大学生活のスタートダッシュをめちゃくちゃ出遅れてしまいましたが、あの時正直に経験人数0人です!と答えられたことをそれから11年後に奥さんに褒められたから良かった。これからも正直に生きようと思う。