noise pop

生活

Fresh Born

事故って服が血塗れになってからというもの、服のローテーションが崩壊してしまい、着る服がなくなった。あらためて、もう少し必要なものを買った方がいいと思う。元々シャツが2枚しかなかったのは、もはやギャグの領域だった。そのうちの1枚が血塗れで着れなくなった(というか着たくない)ので、残った1枚は一時期の横浜の三浦大輔のような孤高のエース投手として看板を張らざるを得ない状況に。おまけに下北沢にヒートテックを忘れてきてしまい、無駄に持っているTシャツしか着るものがない。死ぬしかないのか。


木曜日。「なにか価値観が変わる本を貸してくれ」というお願いを関本くんにしたところ、ドスエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」と岡本太郎の本を借してくれた。お礼にPavementWireとBeat HappningとパラダイスガラージのCDを貸した。そのままカホンの練習。今まで叩くところを間違えていたような気がする。スタジオで関本くんから借りた木魚をポクポクと延々と叩いていた。坊主という職業は、リズム感とグル―ヴ感がないと就けないのだなあと思った。背中にカホン、右手に木魚という、どう見てもカタギには見えない頭がおかしい格好で、光のページェントがキラキラと美しい勾当台公園付近を歩いていると、なんかの新装開店のチラシを配る、嫌に笑顔の女性がいた。右手に木魚持っているのでチラシなんぞ受け取れるわけがないので「すいません」とそれなりの笑顔で断ると「ちっ」と舌打ちされた。金輪際お前の店には行かねえ。


金曜日。ベローチェで借りたカラマーゾフの兄弟を読む。隣のカップルがうるさくて集中できない。もう片方の隣のテーブル。おじさん二人とおばさん一人という謎の構成。

おばさん「でも○○さん、100歳まで生きるんでしょ?」

おじさん「127だよ」

と言って笑っていた。


deerhoofogre you assholeのライブを見にパースクへ行く。
ぶっちゃけオウガってミュージシャンミュージシャンみたいな少しとっつきにくい印象があったのだけど、こんなにかっこいいのかと思ってしまう。ベースとドラムの絡みが気持ちいい。やはりラストにやったロープ(long ver)は一種の物語のような感じだった。そんなに長く思えず、もう少し聴いていたかった。deerhoofは圧巻だった。僕の位置からはドラムのグレッグが見えなかったのだけど、パースクのドラムであんなアホで狂ってる音を出している人間というのを見たことがない。終わった後にセッティングを確認したけど、タムがスネアの位置に置いてあって、シンバル類が少ししかなかったりと極力シンプルであり、やはりアホで狂ってるセッティングだった。分かってたけど生で見るとこんなに感動するのか。こんなこと言うのは野暮だと分かっているけど、バンドのグル―ヴを気持ちの良いまでにぶっ壊しにかかるグレッグのドラムが最高過ぎた。一瞬のふとした拍子に崩壊してしまいそうなアンサンブルがとても美しかった。グレッグがMCで「センダイ、サイゴ、ナンデ?」と言っていた。こっちが聞きてえよと思った。終わった後に僕や平間がエフェクターを見るために最前列でセッティングの写真を撮ったりしてはた迷惑な行動をしていると、お客さんをボーカルにして「カラオケ大会」と称してもう一曲やってくれた。こっちがおかしくなってしまいそうな距離の近さに感動した。Tシャツを買おうとしたらサイズがなくて、それでも買おうと思ったら、サトミさんが「でもねー、せっかく買ってもサイズが合わなかったら申し訳ないよ」と言ってきて、そのままギターのジョンと英語で「どうしたらいいか」というような会話をし出したので、英検4級の僕、困る。結局持ってなかったCDを買って、メンバー全員のサインと写真を撮ってもらった。笑ったつもりだったが、気持ち悪い顔になっていて「変顔してんのかと思った」と平間に言われた。前日の風邪が悪化した関本くんはガラガラ声で「小学生に戻った気分だ」と言っていた。帰り道「結構マジで今日のライブ来なかった奴は馬鹿だと思いますよ」と平間が言っていて同意した。


夢を見た。その中で僕は爆笑必至の一発ギャグを発案してしまい、起きてからもしばらく頭の中でそのギャグを反芻した。これはいけるという信号が出た。またしょうもないものを作ってしまった。せめて127歳くらいまではこのギャグをやり続けなければ、と思う。めっちゃ迷惑。

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