noise pop

生活

Silver Jews

Pavementのスティーブン・マルクマスやボブ・ナスタノビッチも在籍したことがあるという、一部の人間から神格化されている(逆に言えばそれしか語ることがないという悲しい事実)というバンドがいた。Silver Jewsである。マルクマスはルックスもよく、(おそらく)Pavementで活動している時から女の子に困ったことなんてなかっただろう。しかし残念、今回の話の主役はSilver Jewsである。


フロントマンはデビッド・バーマンという男だ。彼はヒゲもじゃのおっさんだった。ルックス的に言うとマルクマスとは天と地の差だった(めちゃくちゃ失礼だが)。しかしそんなことはお構いなし。彼らは彼らのペースでのんびりとアルバムを送り出していた。


初期はローファイという言葉通りのラフな音質だったが、アルバムを重ねるに連れ、元々持っていたカントリー〜フォーキーな部分が顕著に表れ出す。拙い演奏をバックにニール・ヤングルー・リードが歌っているような空気を感じる。とにかくデビッド・バーマンには超不安定な音程なんか気にならない程の歌心があるのだ。素朴で朴訥としたシンプルな曲は何回聴いても飽きが来ない。忘れた頃に「ああ、そういえばこんなの持ってたな」と聴くと、新たな良さを発見できるようなアルバム、というよりはバンドだと思う。


しかし彼は2009年に「違う分野に行く」といって音楽から足を洗ったらしい。なんともったいない。

Bright Flight

Bright Flight