noise pop

生活

空きっ歯と酒

大学入る前に地元の歯医者に行った。虫歯の治療の他に歯垢や歯石を取ってもらおうとしたのだけど、「いやあ綺麗に磨けてますよ」とヤブ医者は言った。こんな空きっ歯で毎年学校の検診に引っかかってる奴が綺麗に磨けてるわけねえだろ、と思った。結局満足な治療はしてなかったように感じた。それから数年経って、今日あらためて歯医者に行った。地元の歯医者とは雲泥の差がある綺麗な診療所、そして自分の「歯医者」のイメージを180度変えるくらい可愛い方に歯石を取ってもらった。ガリガリガリガリ。歯科助士は可愛い方が多いと言うけど本当だったんだ!と口を開けた僕は唾液を飲み込むのを堪えながら感激していた。なんと気持ちが悪い。


小さい頃、NHKみんなのうたで流れていた「むしばけんせつかぶしきがいしゃ」という歌に異常なほどハマっていた。あれはエモいと今でも思う。歌の内容というよりアニメーションに興味を抱いていた。あんな極悪非道な虫歯菌達がシャベルとツルハシで歯を削っていくんだ!と軽いカルチャーショックを受けたのだ。あのアニメーションまだやってるのかな。ていうかあいつらって株式持ってたんか。虫歯のくせに。

可愛いな。


1年くらい前からyoutubeで気に入った動画を全部お気に入り登録している。それを全部再生しながら部屋の掃除をしていた。登録した本人なのだから当たり前だけど、震えるほど全部格好良い。The CleanのShe Goes She Goes、Real EstateのIt's Real、Velocity GirlのCrazy Town Video、どついたるねんの少年ACB、野田順子のもっと!モット!ときめき'99。

カッコイイものって聴いて3秒くらいで分かると思う。よく「スルメ盤」というわけの分からない言葉を耳にするけど、要するに「最初聴いたときはクソだと思いました」という言葉をオブラートに包んだものなんだろう。でもそういうことってめちゃくちゃ多い。こりゃダメだわと放置してたものを久しぶりに見たり聴いたりして土下座をしたくなる。昨日Boredomesの「恐山のストゥージズ狂」というアルバムだけでDJをしなければならないという夢を見た。とりあえず5曲目の「Young Assouls」という曲をかけないように頑張っていた。なぜならこの曲の後半にはただひたすらゲップの音が流れるという構成になっているからだ。


夢から覚めて久しぶりに聴いてみたら、こんな良かったのかとちょっと驚いた。ひたすらカオスでハードコアで汚くてうるさくて変な腐敗臭すら漂ってきそうだ。でも自分の中にあるよく分からない感情が目を覚ますような気が。ああ、嫌だな。覚めて欲しくないわ。格好良い。
どうでもいいけど「チョコレートシンセサイザー」ってアルバム。パッと聴いてパフュームのアルバム名にありそうだなと思った。