読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

noise pop

生活

家を出るつもりじゃなかった

普段は一人でいるときはお酒は飲まないけど、今日は何故か2本くらい空けている。何故かは知らない。自分で考えろ。

こういう時はヘッドホンで耳が難聴になるくらい大きい音で何か聴くと最高に気持ちがいい。Yuckを聴いていたら久しぶりにCajun Dance Partyが聴きたくなった。

2008年春。大学に入ってサークルに(一人で)入って風格漂う先輩に「ミヤザキ君は何を聴くの?」と聞かれた。あっちからしたら単純にスキンシップのつもりかなにかだったと思うけど、僕はドキっとした。舐められちゃいけない舐められちゃいけない舐められちゃいけない。ここでつまずいたらお前の大学生活は無くなると思え。誰かが言った。

前にも書いたけどこういう質問。非常に困る。「そんなの自分の好きなもん言っときゃいいじゃ〜ん」と言う人がいると思うけど、当時の僕はそんな単純な答えすら出せないほど焦っていた。キャンパスライフのスタートダッシュを異常なまでに重視していたのだ。ここでつまずくわけにはいかない。そんな新入生に似つかわしくないことを10秒くらい考えて僕が出した答えは

「なんか逆に良いバンドいませんかね」

だった。こう文章に起こしてみるとなんて可愛くない新入生だろう。質問を逆に質問で返されたら不愉快じゃなかろうか。しかしスタートダッシュに命を懸けている18歳男子にはそんなこと関係ない。

その時教えられたのがCajun Dance Partyだったのである。今思い返すとスヌーザーでめちゃくちゃ推されていた。それまで僕が通ってきた音楽とは確実に何か違った。スタイリッシュで洗練されすぎていた。こいつら大学生なのかよ。嘘だろ。お前らがおとなしく教授のクソつまらない話を聞いてる画が想像できないんだよ。セックスドラッグ&ロックンロール。

うーんスタイリッシュ。でもこのあと彼らは2nd作成中に解散した。本気で音楽を志していたメンバーとそうでないメンバーの温度差が顕著に表れた結果だった。しかしここからYuckという異色のバンドが出来上がると考えると嬉しいような気分で複雑である。



一人で酒を呑むと涙もろくなることに気づいた。PavementのBest Friend's Arm聴くと泣く。Galaxie500のBlue Thunder聴くと泣く。おジャ魔女どれみ見て泣く。大学1年生の時を思い出して泣く。先輩は笑っている。先輩、Cajun Dance Party解散しましたよ。そのあとのバンドの方が僕は好きです。