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noise pop

生活

パパをたずねて10年間

サバンナの高橋が「バレベルの塔」という番組でドラえもんに関する問題を解いていくという動画を見た。正直サバンナ高橋ってあんまり好きなタイプの人間ではなかったけど、これを見て一発でファンになってしまった。どんなに嫌いな人でも、自分と合致する趣味や思考を持ち合わせていると、とたんに好きになってしまう。なんという単細胞だろうか。

そういえばしずかちゃんのパパは途中でものすごく顔が変わったことがあった。これを当時小学生の自分はリアルタイムで見ていて、天地がひっくり返るくらいの衝撃を受けた。しずかちゃんのパパというのは「のび太の結婚前夜」で名台詞を数ページに渡って語り、不安だらけの未来へ進むしずかちゃんの背中をそっと後押しするという非常に出来た大人である。そんな名言製造機のしずかパパに「整形疑惑」が挙がるほど顔が変わったことがあった。


顔が違うというよりただ単に別人である。「誰だお前は」という言葉を吐きたくなる。しずかちゃんの「本当のパパを返して!」という悲痛な叫びも聞こえてくる。中一の時にこのことをふと思いだし、当時クラスでやっていた、先生に提出する交換日記みたいなものに、この件をつらつらと書いたことがある。先生からの返信は「痩せて髭を生やしたんじゃないかな…」。んなわけねえだろ。10年経った今でもそう思う。


そういえば昔は大晦日にドラえもん3時間スペシャルをやっていた。好きなアニメを3時間も見ることができるなんて当時の自分からしたら(今もだが)信じられないことだった。あの5人がこたつに入りながら「今年も色んなことがあったねえ」なんて言うのだから、こっちも「そうだねえ」と答えたくなってしまう。あれがあったから大晦日が好きだった。日をまたいで正月になると、逆にお祭りが終わったような喪失感が一気に襲ってきた。その感覚は今でも変わっていない。正月というのは、大晦日の後夜祭みたいなもんなのだ。

あれから10年経ってしまったけどまだドラえもんほど素晴らしい漫画には出会っていない。