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noise pop

生活

オブモンと会う

大学入った時くらいは通学路にブックオフがあったので毎日行ってた。雨の日も風の日も行ってた。雪の日は行かなかった。of montrealの「Satanic Panic In The Attic」というアルバムをブックオフで買ってからよく聴いていた。それから6年くらい経って、まさかそのバンドが海を越えて自分が住んでる街にやって来て、なおかつ一緒のライブに出るというのはドッキリかなにかだと思った。

Satanic Panic in the Attic

Satanic Panic in the Attic

 

仕事が終わった後に会場に行ってグダグダしてたらオブモンクルーがやって来て、メンバーと握手した。ケヴィン・バーンズは疲れていた。馬は連れてきてなかった。なんか僕らのテンションが異常過ぎて傍から見たらただの異常性欲者の集まりだった。お客さんの顔見たら、知ってる人もちらほらいたけど、知らない人の方が多かった。僕らは一番目だったけど、ステージの電飾とかで「オブモンのセットすげえ」みたいになってる人が多分6人くらい普通に居たような気がする。物販に座ってたら、案の定僕のオーラの無さと眼鏡と面構えでオブモンのスタッフに間違えられた。すいません、僕はこっちのバンドの者なんです、そうです、はい、ごめんなさい、Tシャツは売れません。

時間になってライブをやった。オブモン目当てのお客さんに気に入られたかはよく分からないけど楽しかった。MC冒頭で気でも狂ったのか「どうも、of montrealです」と言ったら、あまりにも壮絶な空気になってしまい死にたかった。終わった後に楽屋に引っ込む途中、さっき僕をオブモンのスタッフと間違えてたお客さんに拍手された。なぜか拍手し返した。楽器を片づけていたらDJの戸田さんがPavementのサマ―ベイブを流してて、それを合唱してるヤバい奴らがいるなーと思っていたら、石川さんと村瀬さんだった。

オブモンは僕の知ってる頃のオブモンじゃなくなっていた。昔はもっとローファイギターポップみたいな感じだったけど、ブリットポップ感やサイケ度が上昇していた。中盤くらいまでしか見れなかったけど、そこからの上がり具合がとんでもなかったらしい。外に出てヒラケンとアニークのシュンヤ君と酒飲みながら話していたらワイキキチャンピオンズが始まっていたので、前方に突撃してめっちゃ暴れた。仙台のバンドでここまで我を忘れるくらいぶち上がれるのはワイキキだけな気がする。ああ、今日も良いなあと思っていたら、音止めの時間の関係で二曲しかやらなくて茫然とした。上半期一番落ち込んだ。家に帰ってからワイキキの音源30回くらい聴いた。

会場横の焼鳥屋で打ち上げをした。オブモンは来ないよな、と思っていたら普通にやって来て笑った。ドラムのクレイトンに一番好きなバンド何?って聞いたら「メルトバナナ」と言っていた。キーボードのジョジョに「パーカッション?」と聞かれ、「いえす」と言いながら白目を剥いてタンバリン叩く真似したら爆笑されて日本酒もらった。HIDARITEのドラムのハルヤさんとゲラーズの話をして楽しかった。

打ち上げが終わって帰るときにようやくケヴィンに「ていくあぴくちゃー!」と言って写真を一緒に撮ってもらった。イヤホンで、部屋で流れていた異国のバンドと肩を組んで写真を撮るのが不思議だった。あまりにも写真を撮るときの動きが必死過ぎて「気持わりい」とみんなに言われた。

ちなみにSatanic Panic In The Atticからは一曲もやらなかった。